犬を飼いたい!でもその前に確認すべきこと

SNSの画像やyoutubeの動画で犬をたわむれているのを見ると、動物好きなら一度は犬に囲まれて生活してみたいって思いますよね。
あんな可愛い子と一緒に寝たりお散歩行ったり…
しかし、可愛いという理由だけで動物を飼うことはできません。
一度預かった命は、責任もって最後まで面倒を見なければいけないことも忘れてはいけません。
このページでは、衝動的に犬を飼うことで起きてしまう悲劇を避けるためにも、犬を飼う前に必要な心構えや、何が必要か?犬を飼う前に確認すべきことを詳しく書いていきます。
犬を飼わない方が良い人

まず、犬を飼う前に、どんな人が犬を飼わない方が良いか、犬を飼うのに向いてないかを挙げていきたいと思います。
非常に残念ですが、これから挙げる項目に一つでも該当するようであれば、犬を飼うのは向いてないと考えてください。
経済的な余裕がない
一つ目に挙げさせていただきたいのが、経済的な問題です。
犬を飼うと本っ当にお金がかかります!
最近はネットで何でも検索できるので、ある程度の相場は調べればすぐにわかるものではありますが、こればっかりは実際飼ってみないとわからないこともあります。
毎月イレギュラーな出費の連続という感じですね(笑)
ペットシーツもうまく使ってくれなかったり、ケガしちゃったり、病気になったり…etc
毎月の出費は犬中心になりますし、生き物ですから、お金がないから病院に連れて行けないということはあり得ません。
まだまだここには書ききれないくらいなので、経済的なことに関しては本当に腹をくくった方が良いです。
犬を飼う環境が整っていない
これも重要です。
住んでいるマンションがペット不可だったり、家族の中に犬アレルギーの方がいらっしゃったりする場合はそもそも飼うことはできませんが、例えばペットOKの物件だったとしても、犬は自分のスペースが必要な生き物です。
犬がストレスなく安心して過ごせる環境が整っていない場合は飼うことはできません。
趣味や仕事が忙しい
一人暮らしや家族と同居してるかどうかで犬を飼うハードルは変わってきますが、この項目は一人暮らしで犬を飼うことを考えてる方に当てはまります。
一人暮らしで犬を飼うということは、犬にとっては飼い主さんが世界のすべてになります。
その飼い主さんの仕事が忙しく、毎日朝早く出て、夜遅く帰って来るようであれば、犬にとっては不幸でしかありません。
毎日同じ時間にお散歩に連れていき、同じ時間帯にご飯、同じ時間帯にスキンシップが取れる方でなければ、犬を飼うことはできません。
仮に、犬を飼うために生活を改めるとしても、旅行などが趣味であった場合は、犬を飼うのであれば、ペットOKなホテルを選ぶか、ペットホテルに犬を預けて旅行するなど、やらなければならないことが増えます。
経済的な問題はクリアしていたとしても、趣味や仕事が忙しい方は犬を飼うのは難しいでしょう。
犬を飼うために大切な3つの約束

最後まで面倒をみる
犬の平均寿命は大きさによって変わりますが、平均10~15年くらいといわれています。
犬を飼うということは、この先10年~15年迎え入れる子の面倒を見ることができるかどうかということです。
自分が病気になることもありえますし、リストラや倒産などでお金が無くなったとしても手放すことは許されません。
最初は覚悟があったとしても、この先数年経過することで、思ってたよりも大変だったと思うこともあるかもしれません。
しかしながら、一度飼ったのであれば、責任もって最後まで面倒を見る必要があります。
犬を最優先に考える
何ごとも犬を最優先に考える必要があります。
つまり、生活の比重が犬中心になります。
これは“飼い主あるある”でもありますが、犬がいるため外食が無くなり、休日にどこかに出かけたとしても、犬が心配で夕方前に帰って来たり、旅行もペットOKの旅館を探したりと、何をするにもまず愛犬のことを最優先に考えなければいけません。
もちろん家族と同居している場合は、自分が外出したとしても家族が面倒をみてくれるので、それはそれで犬にとって幸せだといえるかもしれませんが、一人暮らしで犬を飼うのであれば、生活のすべてを一度見直す必要があります。
犬を尊敬し、犬から学ぶ
犬はただのペットではなく、家族の一員です。
それぞれ個性も違えば、性格もさまざまです。
可愛いだけでなく、犬を心から尊敬することが大切です。
犬を尊敬しているからこそ、犬から学ぶことができ、さらに大切に思うことができるという好循環が生まれます。
犬を迎え入れるのにまず何が必要か?

ここまでは犬を飼う前に必要な心構えみたいなものを書いてきましたが、ここからはいよいよ犬を飼う前提で記事を書いていきます。
犬を迎え入れることが決まったら、まず何を準備しておくべきかを詳しく書いていきます。
最初に準備しておくべきもの
迎え入れたその日から必要になってくるものを箇条書きも交えてご紹介いたします。
トレイ
ご飯やお水などを入れるために必要です。
トイレシーツ
尿の吸い取り具合や素材の好みは飼い主さん次第となりますが、最初は枚数が少なめでも良いかもしれません。
いろいろ試してみて、一番手ごろなものを探すのがオススメです。
ケージ
仕事や用事で外出する際に、お留守番に慣れるまではケージに入れておく必要があります。
もちろん、部屋の掃除が行き届いていて、何もイタズラされるものがない場合や、トイレの粗相も掃除する覚悟があるなら、ケージは必要ないかもしれません。
ただ、お留守番やしつけに慣れるまではケージを取り入れることを強くオススメします。
ブランケット
犬用の毛布などを用意してあげましょう。
自分のニオイをつけることで安心してくれます。
費用はどれくらいかかるのか?
では、現実的に犬を迎え入れ、飼うには実際どれくらいお金がかかるのかを詳しく書いていきたいと思います。
しかし、これはあくまで基本となる金額で、イレギュラーな出費が増えるということは忘れないでください(笑)。
初期費用
初期費用がどれくらいかかるかを箇条書きも交えて説明していきます。
畜犬登録
まず、お住まいの市役所、区役所などに登録する必要があります。
登録にかかる費用は2000~3000円前後になります。
予防接種、ワクチン
狂犬病の予防接種とワクチンですが、こちらも病院によって差異はありますが、狂犬病が3000~5000円前後、ワクチンは種類により異なりますが、8000円前後になります。
トレイ、トイレシーツ、ケージ
前項でご紹介したグッズでも、この3つは最低でも必要なものです。
トレイは100均のものであれば水とご飯用で200円、トイレシーツは1000円前後、ケージは5000円~1万円前後といったところでしょうか。
わんこの値段
迎え入れる子の値段です。
人気の犬種やシチュエーションでさまざまですが、3万~20万円程度で考えておきましょう。
一月の費用
次に、犬がひと月にどれくらい消費するのかをできるだけ具体的に書いていきます。
ご飯
市販のペットフード:1000円~3000円
手作り:約1万円(2日~3日ごとに鶏、豚、牛肉、野菜を購入)
フィラリア予防
地域によって期間は異なりますが、フィラリア予防は毎年必ずしなければいけません。
フィラリア予防が必要な期間は、フィラリア予防薬を購入する必要があります。
お薬によって値段は変わりますが、3か月分入りでひと月分約1200円程度になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これを読んでいただき、やっぱり現実的に無理かな?と思うようであれば、一度考え直してみてください。
命を預かるということは、簡単なことではありません。
可愛いというだけで犬を飼うのは飼い主さんや犬にとって、お互いに不幸な結果を招きかねません。
それでも、どうしても犬を飼いたいという気持ちが残っているのであれば、犬を一生向き合い、生涯をささげて犬の面倒を見る覚悟で迎え入れる準備をしましょう。