子犬にシャンプーは必要?
子犬のシャンプーについて

このページでは、子犬のシャンプーの必要性や、シャンプーの手順、愛犬にとってどれだけシャンプーが大切なのかを詳しく書いていきたいと思います。
ひと昔前まで、犬は自分のニオイが消えるのを嫌がるからシャンプーはしなくて良いとか、毛並みのこともあるからシャンプーは必要最小限!みたいな時代もありました。
実際に私が子供の頃飼ってた犬もそうでした。
しかし、いろいろ調べると、どれだけシャンプーが大切なのかがわかります。
私が学んだ知識を共有したいと思います。
そもそも子犬にシャンプーは必要なの?
子犬を迎え入れると、はじめは何もかもわからないことばかりで、何から始めて良いのかもわかりませんよね。
その一つに挙げられるのがシャンプーかと思います。
子犬にシャンプーは必要
ノミ・ダニ
生後3か月を過ぎればお散歩にも行けます。
お散歩に行くということは、当然ワンちゃんが大好きな公園や草むらを歩くことになります。
しかし、同時に公園や草むらは、ノミ、ダニ、マダニの住処でもあります。
ノミ、ダニ、マダニはワンちゃんに寄生するため、草むらで待ち構えています。
定期的なシャンプーで、寄生のリスクを大幅に下げることができます。
花粉
花粉症の方は、帰宅時に家に入る前に衣類の花粉を払い落としたりしますが、ワンちゃんの散歩後は特に注意が必要。 実はワンちゃんの被毛に花粉がついているため、そのまま室内に持ち込んでしまっていることが判明しました。
そのため、飼い主さんのためにもワンちゃんのためにも、お散歩から帰ってきたら、真っ先に洗い落としてあげることが重要です。
皮膚疾患
犬の皮膚は、実は人間よりもデリケートにできています。 そのため、皮膚の状態は常に清潔に保つことが大事で、少しでも余分な皮脂、古い角質が残っていると、かゆみが生じる場合があります。
また、アレルギーを持った子であれば、被毛にアレルゲンが残ったままだと、アレルギー性の皮膚炎を発症してしまう可能性があります。
子犬がシャンプーできるのはいつから?

子犬がシャンプーできるのは、生後2か月頃のワクチン接種が済んでから1~2週間以降となります。
ただし、子犬は体力がない上に免疫力も弱いため、お散歩に行けるようになってからの方が無難です。
子犬のための正しいシャンプー講座
ここでは子犬のためのシャンプーのやり方やコツなどを詳しく書いていきたいと思います。
子犬は初めてのことに敏感です。
いきなりシャンプーをすることで、お湯やお風呂場に恐怖を覚えてしまうと、シャンプー自体ができなくなってしまう可能性があります。
また、シャンプーする前にはしっかりブラッシングをしてあげることで、お湯がいきわたりやすくなります。
温度
お湯は必ず最初に飼い主さんの手に当ててみて、熱くないかを確認するようにしましょう。
温度は35~37度程度で、ちょっとぬるいかな?くらいが適温です。
手順

1
お湯の温度を確認したら、まずはお尻や背中など、顔から遠い順番にしっかり濡らしていきましょう。
首や顔を濡らす際には、耳の中に水が入らないように注意してください。
ポイントとして、シャワーヘッドを密着させることで、シャワーの音が軽減されるので、ワンちゃんのストレスも減ります。
表面だけでなく、しっかり被毛の内部まで濡らしましょう。
濡れてるように見えても、皮膚に近い部分が十分に濡れていないと、シャンプーで皮膚を傷つけてしまう可能性がありますので気を付けましょう。
また、優しく語りかけてあげることでワンちゃんを安心させることができます。
2
しっかり全身にお湯で濡らすことができたらいよいよシャンプーです。
シャンプー液を十分に泡立てて、指の腹を使って優しく丁寧に洗いましょう。
この際に指先などを使うと、爪で皮膚を傷つけてしまう可能性があるため、必ず指の腹で優しく洗うようにしましょう。
洗う順番も顔から遠い順番の方がワンちゃんもストレスが軽減します。
お尻→背中→後ろ足→前足→首→頭の順番で洗うことをオススメします。
3
全身を丁寧に洗うことができたら、次はすすぎです。
実はすすぎが一番重要と言っても過言ではありません。
すすぐ際は、今度は顔から順番にシャンプー剤を流していきます。
皮膚にシャンプー剤が残らないように、時間をかけて丁寧に洗い流すようにしてください。
この際、目や耳にシャンプー剤が入らないように注意する必要があります。
4
シャンプー剤を洗い流したら、今度は丁寧にタオルドライをしてあげてください。
被毛に水気が残った状態でドライヤーをかけても、乾くまでに余計に時間がかかってしまいます。
しっかりタオルドライで水気を取ることで、ドライヤーの時間を減らすことができます。
5
ドライヤーは必ず30~40㎝程度離して、直接ドライヤーの風を当てないように乾かしていきます。
ドライヤーの持つ手を左右に振りながら風を当てることで、熱風が当たることを防ぐことができます。
ポイントを挙げていきます。※右利きの場合
- ドライヤーを右手に持ち、左右に振りながら風を当てる
- 左手は風が当たっている部分の被毛をこすり続ける
こうすることで、被毛の内部や皮膚までもしっかり乾かすことができます。
注意点
注意点としては、必ず犬用のシャンプーを使うこと。
何度も言いますが、犬は人間よりも皮膚がデリケートです。
そのため、人間用のシャンプーは刺激が強すぎるため、皮膚のトラブルを引き起こす可能性があります。
頻度
シャンプーの頻度はひと月に2回程度で良いかと思います。
しかし、お散歩に行った際は、必ずお湯だけでも身体を洗ってあげるようにしてください。
子犬がシャンプーを嫌がる場合は…?
どんなに慎重にシャンプーを教えても、嫌なものや嫌なんです。 嫌がることを無理やりしてしまうと、ワンちゃんにとってトラウマになってしまう可能性があり、悪循環です。
そんな時は無理せず、洗い流さないタイプのシャンプーや、濡らしたタオルでしっかり拭いてあげるなど、工夫しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
定期的にシャンプーをしてあげることで、飼い主さんだけでなくワンちゃんの健康を守ってあげることもできます。
単純にニオイだけでなく、犬がシャンプーすることには様々なメリットがあります。
子犬をシャンプーするコツは全工程において、優しく声をかけ続けるのが一番のポイントです。